レプリカ虚像乙女
【第八章、芙蓉 七十八話、もう独りぼっちじゃない】
私はあの実験室を抜けて長い廊下を歩いていた。外は機械家政婦が闊歩しているのではないかとも思っていたけれど、人っ子一人出会わなかった。それは不幸中の幸いか。見たことも来たこともない場所だけど、私の足に迷いは無かった。途中の十字路にも惑わずにただ真っ直ぐに進む。銀さん達はこっちにいる、そう確信していた。
「芙蓉ちゃん」
私が医学校に入学する為、江戸の家を離れる時に私は彼女の家に行った。それが彼女との最後の記憶だ。そこで私達は一つの約束をしたの……忘れてた。でもあの装置に入って自分の記憶を巡っていたら思い出せた。
廊下を抜けると視野がひらけた。途方もなく広い空間だ。四方から伸びた道が一つに繋がり中央には光の柱が煌々と存在感を示しながら輝いている。あれが江戸ならず宇宙への渡航をも可能にするエネルギーだろう。地上階以上のエリアには何度か訪れたこともあるが、下層は一般人が立ち入れる領域ではない。あれが星間飛行を可能にするエネルギー。光の柱を初めて見た。
「銀さん?」
そして目の前の光ばかりに気を取られていると、その手前の異様な光景が視界に入ってくるのだ。
中央にいる人影から周囲の壁向かって何かが伸びている。その先にある壁には、銀さんと思しき人影が磔のようになっているではないか。しかも腹部を貫かれて赤く染まっているのだ。中央近くには横たわるたまさんに彼女を抱きかかえる新八くん。人間ではない長い機械の腕を持つのは、あの部屋で私に話しかけた林先生……ではなく伍丸弐號だろう。
何よりもまずは銀さんを助けなければ! 私がたどり着くよりも前に、新八くんが銀さんを助けようと走り出したけれど彼の足はたまさんによって払われた。たまさんが新八くんを攻撃している? どうして。
走っていた勢いのまま体勢を崩した新八くんは、そのまま転がって中央部にある足場から体が落ちてしまった。僅かに掴んだ彼の右手だけが体を支えている。どうにか左手も足場に届き、そのまま滑り落ちることは免れたがあの位置から両手の力だけで上がる事は難しいだろう。誰かが引っ張り上げなければ。
「銀さん!!!新八くん!!」
“…ほぅ。あの装置を抜け出し生きていたか”
私は必死に声を上げて新八くんに向かって走っていた。彼の足を払ったたまさんは、助けるどころか棒立ちのまま彼が掴む足場の縁に立っているだけ。どうも様子がおかしい。どうして彼女が……。そしてその時、四方から伸びる道から機械家政婦が数多姿を現したのだ。多勢に無勢とはこの事だろう。伍丸弐號機が何かを語っている。走りながら近づく私には内容までは聞き取れない。けれど確かに届いたのは“芙蓉、お前自身の手で始末するのだ”という言葉。そんな! たまさんが新八くんを手にかけるなんて……あり得ない。私の予想に反して例の武器を新八くんに向かって構えた彼女は“了解しました”と命令を受諾した。
「たまさん駄目!貴女が相手にするべき敵は彼ではないわ!!どうか正気に戻って!!」
“……命令は絶対です”
新八くんが彼女を呼ぶ声に銀さんが彼を呼ぶ声。どれだけ小さくても確かに私の耳に届いた。無情にもたまさんによって振り上げられたモップ型の武器はそのまま落とされた。
ああ!そんな!
耳を覆いたくなるような酷い音が上がり周囲は煙に包まれた。もくもくと上がった煙が薄まると新八くんがいたはずの場所はぽっかりと崩れ、人影すら見えない。慌てて崩れた位置から下を覗き込むがそれらしき姿はなかった。この足場は相当の高さだ。落ちたらきっと助からない。「嘘…新八くん」胸が詰まって苦しいのは気のせいではない。そうこうしている間にも機械家政婦は中央部に集結しつつあった。
「たまさん!どうして!どうして貴女が……新八くんを!!」
私を支配していたのは怒りの感情だろうか。荒ぶる感情のまま私は彼女に詰め寄り、両肩にある着物をこれでもかと強く握りしめて揺さぶる。大丈夫、と囁くような声が聞こえた。
“新八さんは生きています。だから今は伍丸弐號に悟られぬように、ね。
さん”
そう言ってたまさんは伍丸弐號機に背を向けたまま私に対してウインクを一つ。新八くんが……生きている? 機械家政婦が伍丸弐號機の背後に集結した。次はお前だ、と遺言を尋ねる機械に銀さんは笑った。
「娘に人殺めさせるたァな。何でも思い通りになる娘……結局アンタが欲しかったのはそいつかよお父さん。そいつはなァ、娘じゃなくて思い通りになるメイドって言うんだよ。んなにご所望ならくれてやらァ!!ただまあ包容力満点のゴツさだがな!!」
伍丸弐號の背後にいたのは華奢でまるで人間のような機械家政婦ではなく、格好こそメイド服だがゴツゴツとした機械だった。仕様が異なるのは一目瞭然。あの機械に仕える機械家政婦ではないらしい。機械に混じってメイド姿の神楽ちゃんが見えた。という事は我々の仲間ということで良いのだろうか。
「野郎共ォ!!男の機械ってもんを見せてやれェェェ!!」源外さんの声に、周囲の機械達が伍丸弐號機に向かって一斉放射を繰り広げる。爆発の衝撃波と熱がこれでもかと言うほど伝わってくる。“行かなきゃ”たまさんがそう呟くと爆風の中に飛び込んでいく。
「たまさん!」
私の声は届いたのだろうか。次々と打ち出される砲弾が炸裂し、火薬の匂いともくもくとした黒煙が広がる。その間に見えるのは伍丸弐號機を背後から羽交い締めにする彼女の姿。ああ……あんな場所じゃ、彼女も木っ端微塵に吹き飛んでしまうのではないか。
「
!!ここは危ないから離れるヨロシ!!」
「神楽ちゃん!?良かった無事で……」
機械に混じっていたメイド姿の神楽ちゃんが私の手を取り、攻撃が続く火の中から引っ張り出してくれた。伍丸弐號機が“芙蓉”の名前を叫んでいる。“私のマスターは貴方じゃない。あの方々です!!”そう叫ぶたまさんの声がして、私が上を見上げると壁に磔にされていた銀さんが救い出されていた。彼の手を取るのは足場から落ちたはずの新八くんだった。たまさんの言葉の通り彼も無事だったのだ。
彼らを乗せた飛行機械を操作している源外さんの姿も見える。と、源外さんの機械による砲撃が続く中で、新八くんに手を取られた銀さんがまるでブランコのように勢い良く伍丸弐號機に向かって放り投げられる。一体何をするのだろうか。そのまま構えられた木刀の切っ先は機械の額を貫いた。
“無駄だと言ったはずだ”
その言葉に、一層銀さんが腕に力を込めているのがわかる。鈍い音を立てて…エネルギーが流れる管に罅が入った。
「この光、江戸中のエネルギーが収束してんだろ?こいつにぶち込まれりゃてめーのセコい魂も塵芥。女はなァ……思い通りになるようでならねーんだよ!!わかったか!!」
メキメキと罅が広がっていき、やがて高い音と同時に管が割れた。溢れた光が轟々と動く様はまるで炎のようだ。「「「銀さん!!!」」」彼の名を呼ぶ私たちの声が重なる。光の炎に包まれた伍丸弐號の体がジワジワと消失していく。
“魂が…消えていく……やめろォ…やめてくれ……”
苦しくも悲しい、まるで断末魔の声が響いてくる。耳に届くんじゃない。脳内と心に直接響いてくるような。そんな気がした。「銀さん!!」私が見たのは、表層組織を失い剥き出しになった機械の腕が銀さんの足を絡め取り、光の中に引きずり込もうとしている光景だ。彼は両足を踏ん張り向こう側に引き込まれないように必死に抵抗している。
“私を…私を…一人にしないでくれ……賢人……ふ…芙蓉ォ…”
頭に届いたのは父と大切な友達の名前だった。胸を締め付けたのは悲しい感情だった。まるで林先生の感情が流れ込んでくるような感覚。管の中で垂直に伸びていた光が広がる。「ここにいるアル!!」神楽ちゃん? 私の手を離れて番傘を構える彼女が飛び上がり、伍丸弐號機、もう林先生に戻りつつあるように見える……の側頭部に先端を押し込む。同様にたまさんに新八くんも手にした武器を頭部に押し込んだ。林先生が芙蓉ちゃんの名前を呼んでいる。胸が苦しい。
“さようなら……お父さん”
確かに聞き覚えのある芙蓉ちゃんの声がした。
私の脳内に広がったのは、敷かれた布団の上に横たわる誰かの亡骸。機械に繋がれた芙蓉ちゃんの横顔。
と書かれたお墓の前で立ち尽くす林先生の影。機械人形をもらって喜ぶ芙蓉ちゃんの笑顔。油まみれになりながら必死に機械人形を作る林先生の姿。布団が広げられた部屋で遊ぶ幼い二人の少女の後姿。娘の未来について語り合う若い二人の科学者の姿。産まれたばかりの赤子を大事そうに抱く父親の姿。……林先生の記憶。
“流山。私にもしものことがあったら
を頼んだ。あはは、そう怒るなよ。大丈夫。もしものことなんて無いに越したことはないさ。あの子は私達の希望なんだ”最後に父の声がした。
それらの記憶は砕けた星屑のように消えていく。残ったのは四人の後姿だった。銀さんにたまさん、新八くん、神楽ちゃん。感情が不安定で私の目から涙が溢れていた。たまさんの瞳からも同じように涙が溢れる。彼女も泣いているのだ。
“これで、良かったのでしょうか”
彼女の中の芙蓉もまた泣いていた。彼女を笑顔にするはずが泣いているのだと。逃げ出したいと言うこの感情が“苦しみ”なのか、このバグから復旧するにはどうすればいいのか、そう彼女は尋ねた。その問いに答えたのは銀さんだった。それはバグなんかじゃない、苦しみがあることは正常に機能している証拠なのだと言う。「だから逃げる必要も恐る必要もねぇよ」その言葉は私の心にも響く。
「みんな面倒くせぇ機械背負ってのたうち回って生きてんだ。そりゃオイルが漏れる時だってあるだろうよ。んな時は好きなだけ垂れ流せばいい。そんでも止まんねェ時は、俺たちが拭いてやらァ」
新八くんが静かにハンカチを差し出した。ありがとう。そう言いながらたまさんがハンカチを受け取りオイルを拭う。神楽ちゃんが彼女の頭を優しく撫でている。微笑ましい光景……なのに私はその微笑ましさを感じる程の余裕がなかった。胸が、ただただ苦しい。さっき感じた違和感が続いていると言うか、悪化しているような感覚。
苦しい……苦しい。胸が、苦しい。
平常心を装っていても限界だった。胸を押さえていた掌に力がこもり服を握る。両足で立っていられなくなって、その場に蹲る。「おい
!」銀さんの声が遠くで聞こえる。その時だった。
ードォォォン と、目の前にあった制御装置が爆発した。配管がいくらか吹き飛んでいる。
「ちと暴れすぎたか。制御されていたエネルギーが暴発しかけているな」
「暴発!?こんなところで暴発なんて起きたら江戸がぶっ飛びますよ!?」
私の肩に温かい手が乗せられた。息苦しさを感じながらも視線を上げると、銀さんが私の肩を抱き起こしてくれたのだ。これは…何かの発作だろうか? 私は小さい頃に心臓が弱かったらしいのだけれど、手術を終えてからはてんでその気配すら感じなかったと言うのに。胸が苦しい。心臓がドクンドクンと脈打っているのがわかる。
「おいコラ野郎共ォ。その嬢ちゃん連れてさっさとここから脱出しやがれ!!こいつは機械技師が起こした事態だ。機械技師が何とかしなくちゃなるめーよ」
「源外さん無茶ですよ!あれ見てください!!制御装置周辺は近寄ることすら不可能です!!」
源外さんと新八さんのやり取りが続く中、間近で爆発音が響いた。何事かと苦しさを押し殺して視線を上げると道が途切れていた。向こう側にはたまさんが取り残されているのだ。どうして。皆が目を見開き彼女の名前を叫んでいた。その間にも私は銀さんに抱え上げられて、一足早く源外さんが乗っていた飛行機械の中に乗せられた。駄目だ。アレではたまさんが。制止を叫びたかったけれど声が出ない。短く吐き出す息が続く。
たまさんが自らの耳に掛かった通信装置を外してこちら側に投げて寄越した。私の代わりに制止を訴えかける新八くんと神楽ちゃんを銀さんの腕が止めた。二人の叫び声が私にも届く。やがて床が揺らぎ視界が上昇していくのがわかった。たまさん。
「(芙蓉ちゃん…)」
そこで私の意識は途切れた。
夢だろうか。真っ白な世界で私は立っている。そして向こう側には誰かの後姿が見える。髪の長い少女、彼女が振り返った。芙蓉ちゃんだ。私が遊んでいた頃の幼い彼女でもなく最後に見た少女姿の彼女でもなく、少しだけ大人になっているようにも思えた。
“ありがとう。ずっとずっと、
ちゃんはお友達だから”
「ええ。芙蓉ちゃんは私のお友達であって妹だもの」
“お願い約束して。私のこと忘れないでね”
「約束する!絶対に、ね」
“ありがとう
ちゃん”
「ごめんね。あの時医者になるって言って出てったきり戻って来なくて!あれが最後になるなんて思ってなかったから!!もう一度会えるって思ってたから!!芙蓉ちゃんのこと治すって言ってたのに!こんな結果になって……ごめんね」
“謝ってばっかり。気にしないでいいから。貴女は貴女の世界に生きて。もう、行かなきゃ”
「芙蓉ちゃん。ありがとう」
彼女が再び背を向けて、その世界に溶けて消えた。
*****
頬を熱い涙が伝う感覚がして私は目覚めた。意識が戻ってきたとでも言うべきか。待ち受けていたのは夢の中さながらの真っ白な世界。だがしかしこの光景には覚えがある。「内野さん?」私の声に振り返ったのは元先輩看護師。どうやら再び入院していたらしい。
見舞いに来てくれた銀さんが教えてくれた機械家政婦暴走事件の顛末を載せておこう。
私が意識を失った後、源外さんの飛行機械に乗った面々はターミナル地下から脱出。たまさんは命をかけて制御装置を止めた。最後にお礼と父への言葉を残したらしい。彼女の喪失に気を落とした神楽ちゃんと新八くんは万事屋に顔を出す回数が減っているとのこと。そして江戸市中で反乱を繰り返していた機械家政婦は、たまさんがターミナルのエネルギー暴走を止めてから一切動かなくなったらしい。その日のうちに江戸のエネルギー供給も回復した。今は機械家政婦によって破壊されたターミナルの一部と、地下の配管を修理している状態とのこと。とりあえず江戸は元の日常に戻ったというわけだ。
銀さん曰く気落ちしている新八くんと神楽ちゃんの二人だが、時折こちらに見舞いに来てくれているのはここだけの話。銀さんには内緒らしい。何事もなく、気丈に振舞ってくれているけれど私は知っている。彼らの顔やら手足に何かしらの傷や痣が出来ていることを。何もないと言っておきながら厄介ごとに巻き込まれているのは一目瞭然。でも、根掘り葉堀り聞くことも出来ないから私は二人の傷の手当てをするだけ。最初こそ何だかんだごまかしていた二人だけど、今は大人しく薬を塗ったり消毒を受けてくれている。
「よ!元気か
!」
「銀さん!それに新八くんに神楽ちゃんも!三人揃ってるの久々ね!」
「ったく、こいつらガラクタばっか拾って来たがってよォー。もう直ぐ
も退院だってのに部屋が狭くてありゃしねー」
「ゴミの日がわからないって溜め込んでるのは銀ちゃんアル」
「いやそもそも、今日はそれをそのまま源外さんの所に押し付けたばかりじゃないですか」
病室が賑やかになった。やっぱり万事屋は三人揃ってないと!
私の病状については、病院に運び込まれてから精密検査が行われたが、どこも異常が見当たらなかった。あれだけ不調を訴えていた心臓も検査の結果、異常なし。念のため胸部周辺の血管やらリンパ腺やら肺や気管も検査したのだが、こちらも異常なし。意識が回復してからもいくつか検査を受けたけれど問題は見当たらないとのこと。
はたまたどうしたことかと医者は首を傾げたらしいのだが、異常がない限りここに留めておく理由もない。私の退院日が早々に決まった。再びの入院に私は、ジャック先生を始め婦長やら内野さんにこってりお説教を食らったけれど(患者だけど容赦なし!)
私の入院の話を聞いて真選組の幹部の方も時間を空けて顔を出してくれた。近藤さんに土方さんに沖田さん。沖田さんがびっくりするような大きな花束を運んで来たその後に、土方さんも花束を持って来てくれて。それを写真撮影して沖田さんが茶化していたけれど。どちらも今も窓辺に飾ってある。
「
これ見舞いネ。美味しいアルヨ!」
「これ焼き芋?」
「だァアア!!おめェあれだけ買って全部食う気か!」
「帰りも買うからいいヨ!」
「ってか、
さん間食とか大丈夫ですかね」
ほっこり温かい焼き芋を割ると中から甘い香りが立ち込めてくる。「婦長にバレなければ!」そう言いながら甘い芋を頬張る。ベット脇に座って神楽ちゃんも芋を食べる。手を伸ばして掠め取った芋を食べる銀さん、新八くんは神楽ちゃんに阻まれて芋を手に出来ていない様子。
「早く万事屋に帰ってくるアル!歓迎会開くネ!!」
「朝からこんな調子なんです。でも僕も早く
さんが戻って来て欲しいですから!!」
「もうすぐ戻るから!待っててね!!」
左右に座る少年少女を両手に抱えて笑う。
「ね、銀さんどこ入ればいいの?やっぱ真ん中?その谷間に挟まればいいの?」
何だか違う方向で鼻息を荒くする男に神楽ちゃんがゴミを見る目を向けている。「銀ちゃん臭いから嫌アル」そう言って彼女は私の腰に体を寄せた。
「は?どこが臭いの言ってみなさい治すから!ってかそこ俺と変わってくんないかなー」
「嫌アル」
「まあまあ銀さん。これも若手の特権と言うことで」
「おいコラダメガネェェ!!何でおめーが何気にベストポジションいるんだァァ!!」
「偶にはメガネキャラに陽の光当てろォォォ!!」
その騒ぎに気づいた婦長が飛び込んで来て、私を含め全員が締め上げられるのはもう直ぐ後のこと。
私は一人じゃない。万事屋が、万事屋のみんながいるから。そして芙蓉ちゃんも。今は傍にいなくても彼女の存在は私の心の中に生き続けている。
退院したら彼女のお墓参りに行こう。
第八章、芙蓉【完】
芙蓉編完結です。
20210430*星宮はちこ 裏語