レプリカ虚像乙女
【第九章、亀裂 八十七話、二日前の空白】


浮島サーカスを観に行ってから数日。街中でのテロ未遂や脅迫状の沙汰が格段に増えた。それに伴い真選組の巡察も増えることになったのは言うまでもない。それらは私に関係するようなものではないとも伺ったけれど。土方さんからは「目立った外出を避けるように」と釘を刺されたけれど、それでも今日は特別だ。一応真選組の許可は得ている。

私は浮島モールにある美容院に来ていた。先日のサーカスのくじ引きで当たったのはモール内で使える割引チケット。いくつかの店舗の中からサービスを一つ選べるというもの。紹介されている中でも美容院の割引率が一番高く……カットやカラーなどのメニューが何とお値段七割引きというもの。調べてみるとお店の雰囲気も良さげ。
以前言った、染め続けていた髪色を戻したいという思いもある。ただでさえお高め設定と噂の浮島モールだが、半額以上の割引率に惹かれて今回ご利用の運びとなった。美容院でこの値段だ。普段なら足を運ぶこともなかっただろう。

昨今の江戸の治安から、私のお出かけに反対気味だった銀さん。それでも真選組の許可は出ているという主張と、私のそこはかとないおねだりに首を縦に振ってくれた。イチゴパフェなどの甘い物の制限を少しだけ解除したのも大きいと思われる。
ちなみに肝心の銀さんはお留守番だ。髪を染め戻してから万事屋に帰って驚かせたいという意図もある。今回の外出には真選組の隊士が二名護衛に付いている。隊服のままだと目立つので私服をお願いしたけれどそれは却下、少し離れた位置で見守るとのことで折り合いがついた。


「……」


大人びた印象のイケメン美容師さんは、あまりお喋りなタイプではないらしい。よくあるチャラくて軽いノリ(?)でガツガツと質問責めに合うことも無く、のんびりと手元の美容雑誌に目を通すことが出来た。その点もポイントが高い。
今日のメニューは黒染めを繰り返していた髪を元の色に戻すこと……オススメだからとトリートメントにマッサージも施術することになったあたり、この美容師さんは中々の商売上手と言えよう。まあ七割引きだというのは大きいけれど。


「希望はこれくらいの薄い色で……」
「一回でこの色は出ないから、二、三回かけて色抜きますね」


カタログや雑誌の写真を見ながら、毛染めの打ち合わせを終えるとシャンプー台に案内された。施設と同様に店内や設備は何もかもが真新しい。天井から吊り下げられたランプは星の形をしている。こじんまりとした店内には私と美容師の二人だけしかいない。

浮島モール。サーカスに続く道の両脇にあるいくつかの店舗は既に営業しているが、大半は未だ開店していない。そもそもメインの商業施設は閉鎖されていて、一般客が立ち入ることは出来ない。新聞や駅にチラシやポスターがたくさん貼ってあったけれど、大々的なオープンは二日後に迫っている。大々的にイベントが開催されるとのこと。幕府の偉い人が訪れ、記念品なども配られるらしい。有名なアイドルも来るとか何とか。肝心な名前はわからないらしいけれど。

「今から液馴染ませますね」

と、カット台に移った私の長い髪に第一の液が塗り込まれていく。美容系の雑誌を読み終えると次は別の雑誌へ。浮島モールが取り上げられている生活系の雑誌である。完成予定図や注目のお店等の情報が載っていた。食べ放題のお店と人気雑貨店が気になって記事を読み込む。雑誌を見下ろしている私の視界に、もくもくと立ち上がる煙が入ってきた。


「これうちの店がお勧めしている最新のアロマリフレ。……今日の香りはシトラスです」
「本当だ。いい匂い」


甘すぎない柑橘系の香りがする。この匂い、嫌いじゃないかも。毛束を引っ張りながら塗り込まれている薬液。ページを捲る手が動かなくなってくる。何だか身体が重くて瞼も重くて……眠いのだ。手元にあった雑誌が床に落ちた時、私は既に眠っていた。「暫くお休み。ちゃん」美容師の声は私には届かなかった。







夢である。また同じ……嫌な夢なのだろうか。
いつもは既にこの世界にいない人たちが出てくるのに、今日はどうも勝手が違った。見知らぬ人がいる。少し遠い位置にいてこちらに背中を向けている。帯の結びからして男性だ。黒い髪に同じく黒っぽい着物、女物のような艶やかな柄。

誰だろう、わからない。知らない。

でも夢に出てくるってことは、私の意識には存在しているってことなのだろう。私が覚えていないだけなのか。

……貴方は誰?

そう声を上げて呼びかけるも返事はなく、ただ後ろ姿しか見えない。着物の裾が風に揺れている。一羽の黄金の蝶が私の背後から現れ、その人の背中に向かっていった。蝶を追うように私も足を進めて静かに手を伸ばした。その人がゆっくりと振り返りかけた時だった。


「……っ!」


全身の関節がビクリと動いたのがわかる。カチリと機械音がしたと思えば、途端に頭全体が風に包まれた。繊細な手が根元から毛を梳いていく。

「起こしました? ごめんなさい」
「私、寝て……た」
「頭皮マッサージとかあったので気持ちよかったみたいですね。髪乾かして整えたら終了ですよ」

見上げた先の鏡には私がいた。思わず目蓋を見開いてしまった。鏡を見たのだから自分が写っているのは当たり前。どう言えば良いのかわからないが、私が覚えている本来の髪色の私。記憶の通りの姿。
記憶喪失になって病院で目覚めた時には、どうしてだろう髪は真っ黒。それが何を意味しているのかわからない。記憶は戻っていないけれど、髪色が戻ってやっと本当の私を取り戻したような……そんな気がした。最後にヘアオイルを塗ってもらうと、髪の毛が艶めく。


「出来上がり」
「おぉー! 凄い……私が覚えている限りの色味が再現されている!!」
「実際にカタログ見て打ち合わせましたからね。お安いご用です。お着物に合わせて軽く結い上げておきますか」
「お願いします」


そんなこんなで、みたいに高めの位置でくくり上げてもらった。まるで尻尾みたい。これはこれで、髪が邪魔にならないからいいかもしれない。働いていた時は、時々髪を括っていたけれど、こんな高い位置ではなかった。

早く銀さんや神楽ちゃん新八くんにこの姿を見てほしい。

みんなどんな風に言ってくれるだろうか。黒髪と違って軽やかな見た目。似合ってるとか……言われたらいいな。帰るのが楽しみだ。

簡単なアンケートを頼まれて、渡された紙に書かれた五段階式の質問に答えていく。ネットでの口コミと写真掲載(顔写真はマズいと伝えると後ろ姿だけでいいと言われた)を条件に、追加メニューの分は料金はいらないと言われた。ネットが蔓延るこの時代で口コミと評価は客引きにはとても重要らしい。

それって客商売として儲からないのでは?

……私は思うがまま表情に出ていたようだが、こういうお店は新規顧客を増やすために初回施術は相当な割引をすることがあるらしい。浮島モール内には別に大手チェーンの美容院も出店するとのことで、この店は顧客獲得に奮闘しているようだ。
先のアンケートを記入し終わると、店員さんに見送られて店を出た。思っていたよりも時間がかかってしまったので、帰ったらすぐに晩御飯を作らなくては(今日の晩御飯は私の当番)。一応銀さんに連絡を入れておこう。今から帰ることを伝える為、そして晩御飯のメニューを決めて帰り道で買い物をする為に。

今日はサーカスの公演が無いのだろうか。人の気配が殆ど無い浮島モールの中で、公衆電話を見つけたので受話器を取った。がしかし、ツーツーと普通なら聞こえる音がしないのである。正式にオープンしていないからまだ全てのエリアに電気が通っていないのか、定かではないけれど。大きな施設はまだ客が入れないエリアばかりだ。仕方が無しに浮島モールを離れ、橋を渡ってから見つけた公衆電話に硬貨を入れる。


“ハイ万事屋ネ。今日の依頼は終了ヨ”
「あ、もしもし神楽ちゃん?」


神楽ちゃんの声が聞こえて安心した。彼女も私を認識したのか、幾分か声が和らいだようにも感じる。


アルか? 髪の毛は綺麗になったネ?”
「うん。お陰様で……ちょっと時間がかかったけど。今から買い物して帰るから、晩御飯何がいい?」


そう尋ねたら、受話器の向こうから「餃子!」と言う軽快な声が響く。神楽ちゃんはびっくりするくらい食べるから具材をカサ増ししなきゃ。白菜と豚ひき肉とニラと豆腐と……、脳内では購入リストが浮かぶ。銀さんはちゃんと留守番をしているのかと聞いたら、何でも昼前からパチンコに行っているらしい。あれだけ私のお出かけには反対したのに自分はいいのか。帰ったら説教しないと!


“私、お腹減って死にそうヨ”
「もう少し我慢して。すぐに帰るから。餃子包むのは、皆でお手伝いしてね」

“わかってるアル。早く帰ってくるヨロシ。それまで定春の散歩してるネ”
「了解!じゃあまたね」


後ろから、定春くんのワンワンと鳴く声が響いている。

「定春もを待ってるヨ」

バイバイの挨拶をしては受話器を置いた。万事屋に帰ったら定春くんも晩御飯。そして沢山撫でてあげなきゃいけないな。飼い主が髪を切ったりしたら、認識できなくて吠え出す子もいるみたいだけれど……定春くんは私だと気付いてくれるだろうか。髪の長さは変わっていないけれど、色の変化は大きい。彼が銀さんにするように、突然頭を噛みつかれたらどうしよう。心配だ。
とりあえず、神楽ちゃんが散歩をしている数十分ぐらいは買い物をする時間が確保出来た。早く万事屋に帰らなくては。

数分くらいでやって来たバスに飛び乗って、三駅ほど前で途中下車をした。直接かぶき町まで戻らずに寄り道するのは有名な激安スーパーだ。普段から皆で買い出しに出かけることもある店。ちなみによく行くかぶき町の大江戸スーパーとは別物でだ。その店はバス停からは距離がある。早歩きで店に向かっていると、大通りで信号の足止めを食らってしまった。

「……」

帰宅ラッシュに巻き込まれたのだろう、横断歩道前で信号待ちをしている人がわんさかと立っている。制服姿の若者にサラリーマン、或いは子供を連れた主婦まで様々だ。信号が青になると同時に、一斉に人々が動き出した。
人の流れに乗って歩いていた私の脳内は購入リストで埋め尽くされている。あ、卵と牛乳が安ければいいな。神楽ちゃんのおやつは今日で無くなっているだろうから買ってあげよう。昼間からパチンコに興じる銀さんのいちご牛乳は……お預けだ。端から横断歩道に流れ込んで来た人が互い違いに交差し、すり抜けて行く。


「オイ」


そう声を投げかけられて……それが自分に向けてのものなのかもわからないのに、私はハッと浮かれていた意識を取り戻した。悠々と歩いていた足が止まる。だが周囲の人々は変わらず歩き続けている。聞き覚えも何もない男性の声。後ろから聞こえたその声に、私は何の警戒も疑問も持たずに振り返った。

「……」

そこには編笠を被った男が立っていた。夕焼けを背中に浴びたその人は、逆光になっていて深く凝視することが出来なかった。知り得る情報は、編笠を被っている男性であること。深い紫の着流しを緩く纏い、艶やかな蝶の柄が印象的であること。
あれ? この人何処かで見たような……気がしなくもない。


「どちら様ですか?」
「手短に言う。。今から浮島広場時計台前に来い。とっとと答え合わせしようじゃねーか。言っておくが、真選組には知らせるな。お前が大切だと思うもの守りたいならな」
「待って。どう言う事ですか。貴方は一体」


そう言葉を発した時、歩行者信号が青色の間だけ流れている音が消えた。信号が点滅をし始めてもおかしくはない状況だ。周囲を小走りに人が抜けていく。交差点の途中で立ち止まったままの私。男はそれだけを言い残して身を翻す。


「私には護衛が付いています。今ここで貴方を捕まえることも可能ですよ」
「あん? あの程度が護衛だと? 俺らも随分舐められたもんじゃねーか。いいぜ呼んでみろ。叫んでも誰も助けに来やしねぇよ。まさかお前ェに接触するのに何の対策もしてないとでも?」
「……」
「安心しな。殺しはしてねぇ。だが護衛はここには来られねぇよ」


それだけを言い残して夕焼けの光の中に消えていくように背中が遠ざかる。やがて、その影は人混みに紛れて消えた。
いつの間にか点滅していた信号が赤色に変わった。すると途端に車がクラクションを鳴らして私を車道から遠ざける。男の消えた方向を視線だけで追っていたけれど、夕方の人混みには敵わない。もう近くにはいないのだろう。

の心臓は嫌に早く脈打っていた。足が少し震えているようだ。
あの男の人、絶対に知っている。今は忘れているだけだ。私を追う攘夷組織の……きっと記憶喪失になる前に会っている。妙な確信が私の中にはあった。あれこれ考えていると呼吸が乱れて落ち着かない。



「(待って。そもそも答え合わせって何? 大切だと思うものを守りたいならって何? 大切な物、今の私にとって大切な物。まさかそれって万事屋……)」



途端に全身から血の気が引いてく感覚がする。
私はある攘夷組織の秘密を持って逃げ出した。彼らは私の命を狙い……私は彼らに追われる身なのだ。真選組の方々や万事屋の皆に守られ、今まで攘夷組織の目から逃れていたけれど、あの言葉からして居場所が特定されたと考えるのが妥当。そして大切な人たちを、今は人質に取られていると言ってもいい。

男の言う通りに、私が浮島広場に行かなかったら……。きっと万事屋が危険に晒される。想像しただけで眩暈がする。あの状況で護衛からの接触は無かった。と言うことは、男の言う通り護衛が意味を成していないということ。二人の真選組隊士は大丈夫なのだろうか。一応、命はあるようだけれど。
そして真選組の護衛の無い今も、周囲には攘夷組織の刺客がいるのではないだろうか。深読みした私はゆっくりと辺りを見渡す。が、ここは繁華街だ。通行人も多く、またゴロツキなんてわんさかといる。一体誰が攘夷組織の刺客なのか……わからない。


「(浮島広場に行かないと……万事屋にも皆にも迷惑がかかる。それは駄目だ)」


その時の私は、思い返せば正気を失っていた。まともな判断が出来ていなかったと言える。それくらい攘夷組織の男との接触は衝撃的だった。





今から浮島広場に戻るとなれば、万事屋に帰る事も出来ない。お腹が減ったと、帰らない私を待ち続ける神楽ちゃんの姿が浮かんだ。もしかしたらこのまま万事屋には帰ることが出来ないかもしれない。最後のお別れ……。私が下手をしたら、万事屋の皆が危ない目に遭うことになるかもしれないのだ。

私は一体どうすればいい。

“真選組には知らせるな”となれば、居候している家への接触はどうなのだろうか。勿論、助けを求めるだとか下手なことは言えない。ただ帰れなくなったと用件だけを述べるだけ。
何処にいるかもわからない刺客の存在に怯えながら、縋るように目についた公衆電話の受話器を取った。うっかり、このまま110番に掛けてしまいそうになるのを深呼吸して止める。番号を押す指先が小刻みに震えていた。

“プルルル……”

聞きなれた通信音がどうも機械的に、そしてどこか遠い音のように聞こえる。
何コールか通信音が鳴った後で電話は繋がった。


「ハイこちら万事屋です」


新八くんの優しい声が聞こえて胸が詰まりそうだった。神楽ちゃんはまだ定春君の散歩に出ているのだろう。外出している未成年の彼女の身も心配だ。
刺客に怪しまれてはいけない。何の変りもなく、いつも通りに彼らと接しなくては。ただ少しだけ、銀さんの声が聞きたくなった。最後になるかもしれないのなら彼と話をしたかった。


「もしもし……」
“あ、さん! 美容院もう終わったんですね”
「ええ。少し時間がかかってしまってね。それでもうちょっと、帰れそうになくて。ねえ新八くん、今……銀さんはいる?」


もしかしたら、銀さんはもうパチンコから戻ってきているかもしれない。
ありがとう、って彼に直接伝えたかった。ごめんなさい……なんて、今ここで電話越しには言えないけれど。


“今はまだ帰ってきてませんね。ついさっき、帰ると連絡があったんでもう少しすれば戻ってくると思います。神楽ちゃんは定春の散歩に出てるみたいです。あっ! 僕も髪色戻したさん楽しみにしてるので!”
「うん。ごめんね……少し用事があるから、もうちょっと戻れそうにないけど。新八くん……あの、あのね……」

“はい? どうしたんですかさん”


言いたいことと言えないことが脳内をぐるぐると回っている。ついうっかり口にしてしまいそうで、怖かった。意識してしまうと途端に声が出なくなる。このまま口を滑らせてしまえば、もしかすれば電話の向こうで断末魔の悲鳴が聞こえるかもしれないのだ。それだけは嫌だ。その最悪は避けなければ。


「今日、もうちょっと帰れそうにないから晩御飯は出前を取って欲しいの。お金は電話台の引き出しにあるから……神楽ちゃん餃子を食べたがっていたから。好きなもの頼んで皆で食べて」
“えーいいんですか!? 神楽ちゃん、喜んで頼み過ぎちゃうな。あ、さんの分も注文しておきますよ”

「私はいいから。銀さんと神楽ちゃんが戻ってくるまで戸締りをしっかりね」
“えっ!? あ、はい……。さんどうかしたんですか? いつもと様子が違うって言うか。体調が優れないなら迎えに行きますよ”
「大丈夫。髪色戻したらびっくりしちゃって……大丈夫だから」


平常を装っていてもどうも上手くはいかない。それくらいに取り乱していたのだろう。向こう側に聞こえないように、ゆっくりと深呼吸をした。……大丈夫。そう自分に何度も言い聞かせた。
心配して声をかけてくれる新八くんに、戸締りの念押しをして、逃げるように受話器を置いた。
銀さんの声、聞けなかったな。


「(行かなきゃ)」


そう思うと、肩も足も何もかもが重くなったような気がした。だけどここで待ちぼうけている余裕なんてない。男の言う“答え合わせ”とは何なのか。私が攘夷組織から狙われている理由も……明かされるのだろうか。

怖い……でも目を背けていても駄目だ。向き合わなくては。

歩道を進んでいると、反対側の遠目にに浮島方面行きのバスが見えた。今は未だ、百メートルほど向こうの交差点で赤信号に従い止まっている。そして幸い手前の歩行者用の信号は青ですぐに渡れた。

はやって来たバスに乗った。行き先はもちろん“浮島モール前”だ。途中に幹線道路や住宅街も通るバスは他に乗客も多い。一駅、また一駅とバス停に停まる毎に学生や会社員、家族連れは降りていく。やがて終点が近づくと、車内には以外には誰もいなくなった。
夕焼けに染まる車窓が、どこか遠い知らない世界の様にも思えた。


ついに総督の接触。そして、動揺して軽率に動いちゃう夢主。さあどうなる?
20220214*星宮はちこ   裏語